大会を終えて・・・ 大会が終了して、本来であれば今日帰国することになるのだが、今回はフライトの関係で出発が明日となるため、午前中は各自自由に過ごし、12時から昼食を摂って市内観光へ出ることにした。 12:00に別のホテルに宿泊している審判のピックアップをして13:00にはホテル出発予定なのだが、時間を過ぎても一向にバスが来る気配がない。今日帰国する他チームもロビーで所在無げにバスを待っている。バス会社に連絡を取ると、配車を間違えて、例のぼろぼろ宿舎の方へ行ってしまったという。結局30分以上遅れて出発となった。 出発が遅れた上に道路渋滞、ドライバーが道を間違えるなどアクシデントが重なって、予定していた博物館などの見学はキャンセルし、市内のお土産店「BOMBEY STORE」に向かった。インテリア小物やお香、アクセサリーなどを物色、選手たちは思い思いに家族やチームメイトなどへのお土産を購入していた。 お土産屋さんを出て空港へ向かう。ここまでチームに帯同し、実行委員会とチームとのコーディネートをしてくださった、江本美也子さんとはここでお別れ。江本さんは、父上が日本人、母上がインド人のハーフで、チェンナイ育ち。前回フル代表がチェンナイに行った際にチームが大変お世話になり、その縁で今回当地でのコーディネートをお願いした。流暢に英語と日本語を使い分けてバスの手配や買出しの手伝いなどをしていただいた。日本のように時間にきちんと動いてくれないインドの方と、それにイライラする日本チームに挟まれて、いやな思いもたくさんさせてしまった。しかし今回の結果は美也子さん無くしては達成できなかったものと、チーム一同確信しているし、感謝の気持ちでいっぱいである。本当にありがとう!! それからもう一人。今回日本付きのチームアタッシェを担当してくれたアムちゃん。選手たちと同じく16歳。将来は今回のようなコーディネーターの仕事をしたいそうだ。決勝戦で中国に負けたときは、選手以上に涙を流していた。空港のそばに自宅があるとのことで、買い物に付き合ってもらい、江本さんを見送って送り届ける。バスが去るまでずっと道路の向こう側で見送ってくれたアムちゃん。遠目だったが、やっぱり泣いているようだった。 アムちゃんを送り届けた後は、市内の渋滞が予想されたので、観光は打ち切って夕食会場へ。今日は最後の夕食ということで、焼肉!日本人会の方に、ホテル近くの韓国料理店を紹介していただいた。久しぶりのカレー以外の味に皆大喜び。お肉以外にもチヂミやビビンバなどでお腹を満たし、皆満足。レストランを出掛けに、別テーブルのお客さんが日本人の方で、試合に応援に来てくださっていたということで改めて御礼をしてレストランを出たところ、バスの様子がどうもおかしい。ドライバーがバスの修理のようなことをしている。バスに乗り込んで出発を待っているのだが、まったくエンジンがかかる気配がない。どうやら故障のようで、運転手いわく、ここから5分のところにガソリンスタンドがあって、部品を取り替えれば動くので待っていて欲しいと言う。明日は朝早めの出発だし、こちらの少しはちっとも少しではないので、どうしようかと思案に暮れる。レストランに戻って日本人の方に相談したところ、彼らの使っている車で選手のピストン輸送をしてくれると申し出てくださった。ありがたい申し出を受けようと思っていた矢先、ドライバーが何やら液体の入ったペットボトル風の入れ物を持っている。何?ガス欠!?ドライバーとしてに基本中の基本ではないか!!あっけなくエンジンはかかり、無事ホテルへ到着、解散となった。 長かったインド滞在も終わり、いよいよ明日出発。活動レポートもこれで終了させていただきます。ありがとうございました。
|