第20回FIBAアジア女子バスケットボール選手権仙台大会 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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2004年
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大会レポート

■1月19日(月) 決勝(ファイナル)・中国戦レポート

 日本と中国の決勝戦が行われたアジア選手権仙台大会最終日。日本は80−92で中国に敗れて準優勝となった。

 日本は最後まで中国の高い壁を崩すことはできなかった。圧巻だったのは第2ピリオド中盤。日本は徐々に離されてきたところで控えをコートに送って流れを変えようとするが、中国はここでオールコートプレスを仕掛ける。各自がミスマッチ約10cmはあろう高さに戸惑い、日本はミスを連発。ここで一気に15点の差がついてしまった。
 しかし、この後の日本は踏ん張った。#4濱口、#6大山、#15永田ら主力が最後までゲームを引っ張り、随所にディフェンスでの粘りが見られ、第3ピリオドでついた最大20点差を10点差まで縮める。終盤に出た若手選手も躊躇することなく思いきりのいいオフェンス、ハツラツとしたディフェンスを見せて会場を沸かせる。第2ピリオドでの攻防以外は互角に戦い、体調を崩した#9楠田以外は全員出場し、全員が経験を積んだ収穫の多い試合となった。
 全試合を終えて内海ヘッドコーチは「前半はもう少しプレッシャーをかけて、中国のやりたいオフェンスを抑えなければならなかったことと、大きな選手と戦う中で得点をある程度取りにいかなくてはならないという点が課題として残った。後半はオフェンスもディフェンスも良かったと思う。この大会を通じて、選手たちは本当によく頑張ってくれた」と選手をねぎらい、キャプテンの大山選手は「大会の最初はなかなか自分たちのバスケットができなかったが、徐々に調子を取り戻すことで、アテネの切符を取ることができて良かった。中国戦に関しては、高さでは無理なので、機動力を生かした攻防を目指した。前半は中国のゾーンプレスに手こずったが、後半はプレッシャーをかけて日本らしいバスケットができた」と振り返った。

 3位決定戦は韓国がチャイニーズタイペイを圧倒し、アテネオリンピックへの最後の切符を獲得した。


 閉会式、表彰台に上がった選手たちの顔は晴れやかだった。
 「キャプテン大山妙子」のアナウンスを先頭に、選手ひとり一人の名前が呼ばれ、メダルの授与。そして、内海ヘッドコーチ、梅嵜アシスタントコーチ、萩原アシスタントコーチ、チーム全員が表彰台にのぼって健闘を讃えられる姿には、全日程を戦い抜いた充実感が感じられた。
 「仙台でアジアが燃える」のキャッチフレーズ通り、7日の熱い戦いに幕を閉じた。
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