試合時間変更 朝の練習へ出発する際、組織委員会のボランティアスタッフから口頭で今日の試合時間の変更が告げられた。大変急な話であるということと、書類で報告されていないということで確認するように組織委員会に問い合わせをさせた。しかし、練習会場に到着し、チャイニーズ・タイペイチームのスタッフへ聞いてみたところ、試合時間の変更は間違いないらしく、しかもその連絡もすでに昨日の午後には聞いていたとのこと。日本チームへはボランティアも含め全く何も連絡が無かったというのにもかかわらずである。これも中国のお国柄なのかどうか理解しがたい点である。 練習 今日の練習は滞在ホテル近くの体育館にて9時から行われた。選手全員が自主的にホテルから体育館までランニングで移動。体育館へ到着し、ウォーミングアップ、シューティングを行った後にオフェンスの確認と韓国戦対策のディフェンスのポイントの指示がされた。体育館での練習終了後も選手はランニングでホテルまで戻り練習は終了した。 準決勝第1試合 (中国vsチャイニーズタイペイ) 中国は第1ピリオドからチャイニーズ・タイペイを圧倒、一度も追い上げを許さず決勝進出を決めた。中国は若いチーム編成でかつWNBAに挑戦しているアテネオリンピックにも出場したスイ選手やミャオ選手が招集されていないとのこと。若い選手ゆえの未熟さも垣間見られるものの、初戦で延長戦にまでもつれたチャイニーズ・タイペイに対し、アグレッシブなディフェンスで圧倒し20点差をつけて勝利した。 準決勝 対韓国戦 序盤、石川選手のアグレッシブなプレイなどで互角の勝負を展開。第2ピリオドで10点差をつけられるも第3ピリオド開始早々追い上げをみせ3点差まで追い上げる。しかし、韓国の確実なシュートに再び突き放され64-84で敗退。決勝に進出できず、この試合で世界選手権大会への出場権獲得はならなかった。しかし、高さで劣る韓国に対し、リバウンド本数(韓国18本に対し日本は23本)で勝るなど、明日のチャイニーズ・タイペイとの3位決定戦に向け収穫もあったといえる。明日の3位決定戦は日本の総力を結集し、必ず勝利をもぎ取るであろう。 レベル2 レベル2の決勝には北朝鮮とカザフスタンが進出した。北朝鮮は今日ホンコン・チャイナを90-42と一蹴した。対するカザフスタンは67-64と前回大会1位のマレーシアを下しての決勝進出。カザフスタンは190cm台の選手が6名、平均身長183.3cmとレベル1のチームと比較しても引けを取らないほどの高さがある。事実、今日の試合でもリバウンド61本と脅威の数字を挙げている。明日はレベル2の決勝戦も見ごたえある試合となることが予想される。
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