今日も・・・ インド滞在3日目。今日も練習を行うべく、準備を整えて集合する日本チーム。しかし、予定時刻にバスは来ない。綿密なスケジュールを組み、余裕を持って行動する日本チームのせっかちな行動はインド現地の方々には理解できないのであろう。結局、15分遅れでバスは到着し、一路練習会場へ・・・ 出発の遅れを取り戻すべく、バスはチェンナイ市内を走りぬける・・・。20分ほどで体育館に到着・・・するはずだったが・・・そううまくいかないのがここ、インドである。体育館のほど近くのとある交差点。なぜか警察が道をふさぎ、交通規制を行っている。我々の乗るバスは右折したかったのだが、道路閉鎖により左折するほか無い。どこへ連れて行かれるのか・・・? やむなく左折したバスからの景色が急に開ける。眼前には海が広がっているのである。砂浜が長く続き、少し荒い波がきらきらとしてきれいなところ・・・と思ったのもつかの間、道路をはさんで砂浜と逆のとおりには廃材で作ったテントやバラックが延々と続き、そこに居住している人や野ヤギが走り回っており、日本では絶対見られない風景に日本チームは圧倒された・・・。 すさまじい風景を見せられながら、ひとつ角を曲がれなかっただけで相当な距離を遠回りをした、ということらしい。(帰りには交通規制が解除されておりその事実が判明したのだが・・・。)結局、30分遅れで練習会場に到着し、練習を開始。今日もシューティングメニューなどでウォーミングアップした後、実戦形式の練習へ。最後には明日のチャイニーズ・タイペイ戦を想定し、スクリメージも2本実施し、1時間半の練習を終えた。 いよいよ、明日から競技が開始する。昨日で出場チームがすべて揃い、公式会議も開催され決戦の雰囲気が高まってきた。日本チームはインド特有の雰囲気に驚かされながらも体調は万全。競技開始に向け、程よい緊張感に包まれ、熱戦の火蓋が切られるその時を静かに待ち望む。 現地の学校を訪問 今日の午後はチェンナイ市内にある補習授業校を訪問した。補習授業校とは日本人学校とは異なり、児童・生徒の皆さんは昼間現地の学校やインターナショナルスクールで学び、放課後に登校する学校で、準全日制補習授業校として月曜から金曜まで2時間授業を行っているとのこと。この学校に通う24名の児童・生徒さんに迎えられて学校に訪れた日本チーム。まずお互いの自己紹介をしてご挨拶。その後、児童・生徒さんからの質問に答えたりして交流を深めた。目の前に並んだ身体の大きな日本代表チームの面々に現地の方々は目を輝かせて驚きながらも、温かいおもてなしで歓迎していただいた。試合にも応援に来てくれるとありがたいお言葉を頂き、子どもたちに勝利を約束。選手にとっても貴重で有意義な時間を過ごすことが出来た。
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