開会式 いよいよ大会開幕を迎えた本日、参加全チームがコート上に一堂に会し、開会式が開催された。これまでの通例としては大会開幕前日にホテルなどでレセプションと開会式を兼ねて行う場合が多いが、今回はきちんと全チームの全選手を体育館に集めて盛大に開催された。選手たちは国旗を持つキャプテンを先頭に行進しながらコートに入場し、全チームが整列。ステージにてFIBAアジア役員の紹介と要人からの挨拶の後、全参加チームキャプテンが国旗を持って中央に集まり、甲子園の開会式のような選手宣誓を実施。宣誓はインドチームキャプテンによって行われた。終盤にはインド地元の太鼓と踊りで花を添える。さらに紙吹雪と火が太鼓のリズムに合わせて吹き上げられ、式典に花を添えた。 大事な初戦、チャイニーズ・タイペイ戦 今大会の今後の勢いを占う重要な初戦を迎えた。相手はチャイニーズ・タイペイ。長年代表チームを支えたベテラン選手(現在はアシスタントコーチを務めているChien Wei-Chuan)が抜けたり、中心選手がチームを離れたりしたこともあり、若返りを図りながら新戦力を起用するなど転換期を迎えているチームである。日本は先日のジョーンズカップで対戦した選手も多く、手の内は探ることが出来ていた。 序盤、日本はタイペイのディフェンスにてこずる。パスコースに手を伸ばし、日本のスクリーンプレイには早めのスイッチングで対応される。身体の強さもこたえ、なかなか攻めのリズムをつかめない日本。しかしそのピンチを救ったのが#15内海。3Pシュートも2Pシュートも、難しいシュートを次々決めて日本の窮地を救った。その後もなかなか波に乗れないチームであったが、今回シューティングガードとポイントガードを兼任する「コンボガード」を自称する大神がキレの有るフェイントで相手を抜き去り、ストップジャンプシュートを連発!内海とともに大神の得点がチームを引っ張った。 後半に入ってもリードをたびたび入れ替える混沌とした展開となるが、チャイニーズ・タイペイは1on1からの展開が多くなり、攻めが単調となる。その隙を突いて日本は#12吉田⇒#13大神のホットラインからの得点、#7三谷の万を侍しての3Pシュートで止めを刺し、73-65で逃げ切り、今大会初戦白星を飾った。 大応援団 「必ず毎試合応援に行きます!」となんともありがたいお言葉を歓迎セレモニーの際にいただいていたが、本当に20名以上で試合会場に足を運び頂き、大声援で選手たちに力を与えてくださった。#13大神選手も「辛かった時に応援が聞こえました!こういうのが一番効くんです!」と話していたように、アウェイの地の会場で場内に響き渡る応援、声援をいただくことはとても励みになることなのです。 日本人会の方々は試合終了後も興奮冷めやらぬ勢いで選手全員の「出待ち」をもしていただいた。たくさんの方に体育館でお見送りをしていただき、また、直接日本語で声をかけていただけるというのはとても幸せなこと。暖かいチェンナイ在住の日本人の方々に今日の勝ち試合を見ていただくことができて少しは恩返しになれたのであればうれしいことだ。
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