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予選ラウンド第3戦 タイ戦
予選ラウンド第3戦はここまで白星の無いタイと対戦した。タイのFIBAランキングは34位(日本は14位)。今大会の過去最古順位は1972年の第4回大会の第3位(日本は不出場)。1997年の第17回大会からずっとレベル�気紡阿靴討い襪�、決勝トーナメントへ進出できたことはない。前回大会では入れ替え戦に進んだが、レベル��2位のマレーシアを下して、レベル�気忙栂韻靴拭� 日本は#15内海を体調不良で欠き、10人での戦いとなる。スターティングメンバーはこれまで同様、#4小磯、#7三谷、#12吉田、#13大神、内海に変わって#5矢代が入った。前半、日本はタイのゾーンディフェンスをパスで振り切り、シュートを放つ。攻めのリズムは良いものの、ノーマークの3Pシュートを決めることが出来ず(第2Pまで3/13)波に乗りきれない感はあるものの、#13大神のジャンプシュート、#5矢代のゴール下などで加点、リードを広げる。今日もリバウンドを積極に飛び込み、#12吉田が上背に劣る選手からリバウンドをもぎ取りセカンドチャンスを得て、得点につなげる。 対するタイは184cmのセンター#15BANMOOと、シューターの#9JANTAKANが攻撃の拠点となる。#15BANMOOはペイントエリアからの1on1でドライブやステップインシュートを見せる。#9JABTAKANは遠距離の3Pシュートとドライブが得意。とはいえいずれもシュートの確率は高くなく、日本に追いすがることは出来ない。 後半、日本は選手を全員入れ替える。#6小畑、#9櫻田、#10高橋、#11山田、#14高田の布陣で後半スタート。#6小畑、#14高田は今大会初出場、#10高橋もここまで出場1分であり、開始当初は固さがみられて、攻守の切り替えでの連携ミスでなかなか波に乗れない。ディフェンスでもゾーンディフェンスの形が崩れたところを突かれてタイに決められ、一時12点差まで追い上げを許す。 しかし第3ピリオド後半から日本の元気印、#9櫻田がアグレッシブなディフェンスでボールをスティールして速攻の機会を作る。また、ディフェンスリバウンドを得たところからタイの虚をついて弾道のように走る#9櫻田へ#6小畑が前線に送ってファストブレイク。日本の理想の展開が出て、ようやく波に乗り始める。 第4ピリオドに入ると#14高田、#10高橋、#6小畑も積極的に得点に絡む。タイはインサイド#15BANMOOの得点で反撃するが、日本も#11山田がゴール付近の強さやステップインなどで連続得点を上げて突き放す。結局日本は94-60で勝利。出場選手全員得点、全員リバウンドで今大会2勝目を挙げた。 日本人の大応援団！
今日の試合にも在チェンナイ日本人会の呼びかけにより多数の日本人の方々に応援に来ていただいた。目算でざっと80人以上！客席の1ブロックを覆う大応援団である。試合が途切れるたびに日本語での声援が聞こえてきて、まるで日本で試合をしているようである。後半、日本がなかなか波に乗れない我慢の時間帯、#11山田がシュートを決めると「テーン！・チャチャチャ・テーン！」と山田選手のコートネームを子供たちがコール！その後も選手がシュートを決めるたびにコールをしてくれて、声で日本チームの戦いに後押ししてくれた。 試合終了後も会場の外で選手の「出待ち」をしていただき、選手全員が出てくるたびに「よくやった！！おめでとう！！！」と大声援で迎えてくださった。子供たちが選手に駆け寄り、サインや写真撮影で選手はお返しした。選手たちに試合中の声援は耳に届いている。そしてこのように直に声援やねぎらいの声をかけていただくことはとても嬉しく、そして安心するのである。たいていの国際大会ではブーイングを受けながら戦うことも少なくない。前回大会でもブーイングと相手の応援がすさまじく、ベンチからの指示が聞こえなかったほどである。その中で日本人の大応援団の方々すぐそこで応援してくださることがどのくらい力になるか・・・その力は計り知れない。
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