予選ラウンド第4戦 vs韓国 昨日の休息日をはさみ、日本はディフェンディングチャンピオンの韓国との対戦を迎えた。19日のタイ戦を体調不良で欠場した#15内海選手は無事復活したが、今度は#10高橋選手が試合直前の昼食時に不調を訴えて欠場することとなった。日本チームは2戦連続で10人で戦うことを余儀なくされてしまった。 10人の選手を前に中川ヘッドコーチから試合前のミーティングでは「韓国を出足から調子に乗らせたくない。スタートが重要だからしっかり日本のペースに持ち込むように」という指示のとおり、日本は出足こそ韓国の先行を許すがきちんとついてゆき、開始約5分に韓国を捕らえるとそのまま一気に突き放し、16-10と10点差をつける。韓国はシュートが入らない。第1ピリオドの韓国は2Pが14分の6、3Pは6分の0と、今大会でのここまでの戦いぶりからは想像できないほどシュートミスを連発する。逆に日本は決め所でのシュートを確実に決め、さらにリードを広げる。 第2ピリオドも日本はペースを保つ。インサイドから#4小磯のフックシュートが炸裂したかと思うと、#15内海ががら空きのゴール下に飛び込んだところに#12吉田から矢のようなアシストが通る。さらには#13大神が角度が無いところでシュートチェックを受け、体勢を崩しながらの難しいシュートをも沈めて一時最大15点のリードを得る。終盤に韓国が調子を取り戻して追い上げるも、42-35の7点リードで前半を終える。 しかし後半、日本にとっては悪夢の時間帯となる。前半とはうって変わってオフェンスが機能しない日本。対する韓国はここまでの不調を払拭するかのようにのびのびとプレイしだす。日本のディフェンスが韓国を止められなくなってしまったのである。そんな中、#11山田が日本オフェンスで唯一気を吐き、今ピリオド10得点中8点を山田が稼ぐが、韓国に逆転を許して最終ピリオドへ。 引き続きディフェンスが機能せず、韓国に攻め込まれる日本。#11PARK、#13KIMのシュートが次々と決まり、日本はじりじりと点差を広げられてしまう。日本はミスやシュートミスが出て追い上げがならないまま終了時刻が迫る。終盤、#9櫻田の速攻や大神のジャンプシュートで追い上げるが万事休す。68-82で試合終了し、日本の2敗目が決まった。 100人以上の日本人大応援団が結成されてニッポンコールで沸く中の試合。いくら客席が遠くても、その声は選手にも届き、励ましにもなっている。しかし、その方々に勝ち試合を見ていただけなかったことは非常に残念である。それでも、、毎日試合のたびに選手がバスに乗り込むまで『出待ち』をしていただき、「良くやった!!」「お疲れさん!!」など声をかけてくださり、なんと心が温かいのだろう、と日々感謝、感動させていただいている。 決勝トーナメント進出が決定 本日の全試合終了時点の勝敗は韓国4勝、中国4勝、日本2勝2敗、チャイニーズ・タイペイ1勝3敗、タイ1勝3敗、インド4敗となった。この結果により韓国、中国の2位以上が確定、明日の直接対決にて予選ラウンド1位が決定する。そして日本の3位が確定した。日本は明日のインド戦に敗れた場合、チャイニーズ・タイペイvsタイの勝者と勝ち点で並ぶ可能性があるが、いずれのチームが勝った場合でもそのチームと日本との2チーム同率になり、2チーム同率の場合は直接対決の勝ち点の多い方が上位となるため、チャイニーズ・タイペイ、タイのいずれにも勝っている日本はこの寮チームより下位になることは無い。よって日本3位が確定し、あわせて決勝トーナメント進出が決定した。 美味!天竺牡丹の日本食 2試合連続で選手を体調不良で欠く事態に陥った日本チーム。選手たちは人一倍食事や水には気を遣ってきたが、ここまでの滞在疲れがたまったり、現地のスパイシーな食事にお腹が刺激を受けたりして、知らぬ間に身体を蝕まれているようである。そんな中、先日の休息日の前にお店に伺い、今日もお弁当でデリバリーいただいたのは「天竺牡丹チェンナイ店」。インドにいながら本格的が味わうことが出来、カレイの煮付けなどはしっかり味が染みて最高においかった。電話で注文したらホテルまでお届けいただけるので、試合時間に合わせて活用させていただいている。まさかインドでこんなにもおいしい日本食が食べられると思ってもみなかったので天竺牡丹さんの存在は今日本代表の中で非常に大きいものとなっている。このようなご縁があり、本当に今回の大会はさまざまな形での日本の方々のつながりを感謝するばかりである。おいしい日本食で鋭気を養い、これからが本番の今大会を力強く戦い抜く!
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